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トーマス・エジソン・国立歴史公園(Thomas Edison National Historical Park)- 発明王エジソンの豪邸と研究所が見学できる歴史公園

先日、ウエスト・オレンジ(West Orange)という街にある、トーマス・エジソン国立歴史公園(Thomas Edison National Historical Park)に行って来ました。ニューアークから車で10分程の場所にあるこの歴史公園では、エジソンがその多くの時間を過ごした研究所と、亡くなるまで家族と共に住んでいた大邸宅が保存され、一般公開されています。

Thomas Edison National Historical Park

エジソンといえば、電球や蓄音機を発明した人ということで、僕の中では発明王としての印象が非常に強い人でした。そして、発明家というと、なんだか暗い密室で、一般の人には理解されず、一人寂しくストイックに研究に励むというイメージを勝手に想像していました。

しかし、その僕のそんなイメージは、彼の研究所を見た瞬間に完全に覆されました…。

Thomas Edison National Historical Park

研究所、無茶苦茶デカいんです。一人寂しくとか、密室とかじゃ全然なくて、三階建ての立派な建物でした。

Main Laboratory

エジソンは一人で発明してたわけではなく、たくさんの研究者をここに集めて、チームで研究を進め、新しい商品の製品化などを行ってたんですね。多い時で4千人くらいが勤務していたそうです。だ…大企業じゃん!

Main Laboratory

ちなみに、現在、世界で30万人以上の従業員をかかえるGE(General Electric Company)は、エジソンが作った会社だったんですね…。いや、僕、エジソンのこと知らな過ぎました…。

Chemistry Laboratory

研究所の中は僕が想像していたよりもずっと近代的で、化学や物理、数学などの研究を進めるためのさまざまな設備が完備してました。同時進行で40ものプロジェクトが進められていたそうです。様々な機械が並べられており、当時は多くの人がここで働き、きっと活気があったんでしょうね。

Main Laboratory

蓄音機やトースターなど、この研究所で生まれた様々な発明品も、随所で展示されていました。

Main Laboratory

新たな発見だったのが、エジソンの発明品は、彼がゼロから発明したものばかりではなかったということです。例えば、蓄音機や白熱電球などは、エジソンよりも先に、別の人が発明をしているんですよね。エジソンの功績は、それを改良し、事業化に成功したことなんだそうです。一つ一つの発明品よりも、むしろ音楽業界や、電力業界などの産業そのものを作り出したということが、エジソンの成し遂げた最も大きな仕事といえるのかもしれません。

Thomas Edison National Historical Park

特許についても、他の人と起訴合戦になったりして、かなりやり合ってたみたいですね。特に電話についての特許は、最後の最後までグラハム・ベルとやりあってたみたいだし。なんか、発明家としてだけでなく、実業家や経営者といった側面も非常に強く持っていた人だったんだなと感じました。

Main Laboratory

とはいえ、トースターやアイロンなどはエジソンの発明として認められており、やっぱり発明王というのは間違いないんですけどね。

Main Laboratory

敷地内には、ブラック・マリアと呼ばれる世界初の映画制作スタジオも再現されてました。ここで映画の撮影が行われていたんですね。今、ハリウッドでこれだけ映画産業が盛んなのも、エジソンがその基礎を築いたからだったんですね。

Black Maria

もちろん、天才といわれながらも、失敗に失敗を重ねて研究を続け、ものすごい努力をしていたというのも紛れもない事実だったようです。研究所の入り口にはタイムカードの機械があるんですが、エジソンは80歳過ぎてからも一日16時間とかのペースで働いていたという話も…。

Main Laboratory

そして、こちらが研究所近くの丘の上にあるエジソンの家です。緑溢れる広大な敷地の中にあり、まさに億万長者の家という佇まいの大邸宅です。パークレンジャーによるツアーがあり、家の中に入ることもできました。キッチン、リビング、子供部屋、エジソンの書斎などが当時のままの状態で残されています。エジソンが亡くなったときに使っていたベットルームも見学することができました。

Glenmont

完全な仕事人間で、なかなか家庭を顧みることが少なかったエジソンですが、奥さんのミナさんがこの家で子供を育て、来客をもてなしたそうです。パークレンジャーも、エジソンが仕事に没頭し成功することができたのも、この奥さんの存在が非常に大きかったという話をしていました。

Glenmont

エジソンは、多くの優秀なスタッフの力を研究所に集結させ、無我夢中に仕事に打ち込み、既存のアイデアを改良して、誰もが使えるような革新的な製品を世の中に送り出したきたわけですが…、なんかこれ、スティーブ・ジョブスとやたらかぶりません?発明品も…

蓄音機→iPodとiTunes
電話(ベルとともに発明に大きく貢献)→iPhone
映画→映像制作にははMacやApple製の映像編集ソフトが使われている

二人が生きた時代は全然違うので、単純な比較はできませんが、後世に名を残す仕事をする人というのは、何かしらの共通点があるのかもしれませんね。

「天才とは1%のインスピレーションと99%の汗である」

エジソンが言ったとされるあまりにも有名な言葉ですが、この研究所に来たことでその意味を実感として感じることができた気がします。彼の発明品の数々は、決して彼一人の力ではなく、巨大な施設で、数多くの研究者が失敗に失敗を重ねた上で生まれたものだということがよくわかりました。

Main Laboratory

そして、研究所や大邸宅を目の当たりにして、一人の人間がここまで大きな仕事ができるのかと、なんだか大きなインスピレーションをもらうことができました。

ニュージャージーはボンジョビだけじゃない!

まだまだニュージャージーには、僕の知らないことがたくさんあるのですね。今後も、アンテナを張り巡らせ、新たなスポットを開拓してければと思います。


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